地味に音楽生活。

日頃聴いている音楽の感想をアップします。90〜10年代のインディーロックが多め。

Bluebeard in 万座温泉

 昨日から家族旅行万座温泉に来てます。昨日は晴れていたんだけど、夜中から雪が降り続いて今朝は辺り一面雪だらけ。

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予想通りWi-Fiは繋がらないので最近あまり使ってなかったiPod classicが大変役に立ってます。

 

 

BlueBeardは去年少しだけ再結成ライブやってましたが、僕がこのバンドを知ったのも去年で、その時は00年代のエモバンドを片っ端から聴きまくってました。タイミングも良くて長らく入手困難だったCDがちょうど再発されていたのですぐに音源が手に入りました。これアップルミュージックにもないんですよね。

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窓の外を見ながら"Snow"聴いてます。かっこいいです。

  Bluebeardについて少し説明しておきます97〜01年まで活動していた4人組バンドでGet Up Kidsとかと同じエモの括りで語られています。

 

最近の若い世代にエモって言って想像する音楽とは少し違うかも。当時のエモっていうとJoshua、Christie Front Drive、No Knife、Bluetip、Sunny Day Real EstateAt The Drive In、Engine Down辺りですかね。ここら辺のバンドはそれ以前のハードコアとかスロウコアの余韻がまだ残ってるところがいいです。僕もリアル世代ではないですが、今聴いても燃えます。

 

このBluebeardは日本のバンドなのに雰囲気がアメリカのバンドみたいなんですよね。特にボーカルの歌い方(イントネーションはともかくとして)がとても滑らかでUSのバンドよりかっこいいです。USだとヘタウマ=かっこいいみたいなのが何となく存在していて、中にはこれでよくバンド組めたなってのもいるんですよね笑。個人的にはChristie Front Driveとか結構下手くそに聴こえます。

 

メロディーが美しくて、その割にダイナミックな演奏。強弱がはっきりしている展開なのでかなりオーソドックスでわかりやすくかっこいいと思います。

 

Bon Iver「22, A Million」

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 年末恒例の音楽雑誌のベストアルバムにはほぼ確実にランクインしてるんだろうな。

カタカナ表記がボン・アイヴァーだったのにいつの間にかボン・イヴェールになってたり、プレイス・ビヨンド・ザ・パインズのエンディングテーマになってたりして、1stアルバム出た時はあまり雑誌も取り上げてなかったのに今じゃ海外は元より日本でもかなり有名になりましたね。

 そんなBon lverの5年ぶりの新譜。結論から言うととてもいいです。特にサウンドプロダクションの面でめちゃめちゃ進化しています。

何年か前に"Perth"のライブ映像を観てバンドでの音作りがとても上手だったのでこの人はきっとまだ引き出しがあるに違いないとは思っていましたが、一曲目からOneohtrix Point Neverばりの静謐なアンビエント、ドローンでびっくりしました。

歌声を加工してるところはたぶんJames Blakeに影響受けたんだなって思います。最初に聴いた時はサウンドが過激に聴こえて食傷気味だったんですけど、聴きこんでみるとしっかりとそこに"歌"を感じるのです。

 33 “GOD”辺りからどんどんメロディアスになっていくのが印象的で、Bon Iverの伝家の宝刀である多重録音ボーカルが炸裂します。ソングライターとしての腕前も冴えまくっていて耳馴染みのいいナンバーが続くのでハマると何度も聴いてしまいます。

しかもこれまで以上に歌い方に感情の起伏が激しくてゆったりしてると思ったらいきなり捲したてるように歌いだしたりしてかなり燃えます。     来年のフジロックに出てくれたら最高に絵になるのではないでしょうか。最終日のトリ前くらいでブッキングしてほしいです笑。

最近のお気に入り

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Jamie XX「In Color」

The XXの頭脳であるJamie XXによる去年発売の1stアルバム。程よくソリッドなサウンドと、うまく言えませんが食品サンプル的な人工物っぽい美しさが魅力。Romyとのコラボ曲はさすが相性がいいです。

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Robert Glasper Experiment「Art Science」

今回はコラボなしで純粋にバンドだけで作り上げたアルバムです。全体的に統一されたメロウなソウルミュージック。演奏上手いのにそれをひけらかさないさらっとした演奏がオトナな雰囲気でグッド。アルバムで一番長尺なトラック"No One Like You"は寒い季節にぴったりな名曲。"Day To Day"は個人的にレッチリの"Go Robot"と合わせて聴いてほしいディスコナンバーです。フジロックでもとても素晴らしいライブを見せてもらいました。12月にもトリオ編成で来日するみたいなんですがたぶん行けないかな〜。

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A Tribe Called Quest「We Got It From Here, Thank You 4 Your Service 」

Tribe In The House!!ヒップホップファンの友人がべた褒めしてたので聴いてみましたが、たしかに凄いです。ファイフのバースは涙無しには聴けないのですが、ラストアルバムということを抜きにしても単純にヒップホップのアルバムとしてめちゃくちゃかっこいいです。サンプリングと生音を駆使した技巧派なトラックにファイフとQティップのスキル高すぎなラップが乗っかる最高に痺れるアルバムなんです。

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Nine Days Wonder「The Scenery Is In Disguise There」

日本のポストハードコアバンド。これは100%僕の趣味で聴いてます笑。2001年発売なので15年前の作品。Drive Like Jehuとか日本ではCowpersに近い系統のいわゆる激情系ですが、イントネーションが完全に素人な英語歌詞が逆にエモーショナルでゴリゴリしてないところがいいです。ドラムの人が現Mouse On The keysで活躍してることで少しは知名度がありますね。ついこないだ再結成ライブをやったとのことでなんとなく聴いてますが、Bastroと対バンできるくらい演奏うまくて、特にドラムが乱打してる風なんですが、実は手堅く決めてるところは凄いと思います。たまにこういうの聴くとなんだかスカッとします。

 

The xxの新曲"On Hold"を聴いて

 正直2ndまでそんなに好きではなかったんですが、今回はかなり期待してます。

低温で低音のビートにはっきりとした歌声になったレミー。声が通るなぁ〜なんて思ってたら、Daryl Hall & John Oatesの"I Can't Go For That (No Can Do)"のワンフレーズがループする最高に燃える展開へ。聴いた瞬間「かっけーっ!」ってなりました。

2ndまでのゆったりしたビートも嫌いではないんですけど、いかんせん一本調子に聴こえてしまいイマイチな印象でしたが、この曲ではファンキーなブルーアイドソウルが流れるのとJamie XXによるミニマルなテクノっぽい質感がしっかりと出ているサウンドには全然飽きません。

去年のJamie XXのアルバムを聴いた時はThe XXと全然違うことやってて、しかも内容が素晴らしかったので「なんなんだこいつは笑」って思ってたんですけど、今回の新曲はもろJamie感が出ていて僕が聴きたかったミニマルテクノな攻めのビートにツインボーカルが乗っかった最高にクールなナンバーに仕上がっております。

 

 

The Radio Dept. "Running Out Of Love"

 6年の長いインターバルを経て、ついに出ました。The Radio Dept.の4thアルバム。

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前作のDomestic SceneからのHeven's On Fireが大好きで、いろんなところでかけまくりながら新譜を待ってました。

ちなみにHeven's On Fireの最初のおっさんの声はSonic Youthのサーストン・ムーアがライブのMCで「ロックってのはなぁ」と観客に語ってるところのサンプリングで、その内容に共感できるから冒頭で流してるらしいです。

 ということで待ちに待ったというか諦めてたというかすっかり忘れていたRadio Dept.の新譜。霧がかったギターノイズとボーカルの脱力した歌声は相変わらず北欧っぽいわ〜って感じなんですけど、打ち込みとかシンセのメロディーがダンスミュージックを意識しているところが新鮮です。特にOccupiedは4つ打ちでかなり露骨なダンスナンバーです。

しかしながらThe Radio Dept.の最大の魅力であるキャッチーで切ない系のメロディーは健在で、6年待ってよかったと思わせる内容です。

This Thing Was Bound To HappenとかCommitted To The Causeではベースがバキッと決まってて浮遊感とのバランスがとっても良いです。ここらへんのバランス感覚は流石!って言いたくなります。雰囲気が地味な割にしっかりアガる展開になっているので全然飽きないです。

東京は感覚的に秋が1週間くらいしかなく一気に寒くなりまして、そんな時期にぴったりの良盤です。Radio Dept.はやっぱり冬に合うな〜。

今季はこれとRobert Glasper Experimentの"Art Science"が最高です。